無頼伝涯はカイジファンなら外せない!

福本伸行先生の魅力全開!

今回紹介するのは週刊少年マガジンで'00〜'01年まで連載されていた異色の少年漫画『無頼伝 涯』(ぶらいでん がい)!

 

作者は週刊ヤングマガジンの『賭博黙示録カイジ』や近代麻雀の『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』などでおなじみの福本伸行先生!かなり独特な絵柄(笑)と心理描写、読者の心を震わせるセリフ回しが先生の魅力。

 

青年誌をメインに活躍する先生が珍しく少年漫画に挑戦した本作は、全5巻、連載1年弱という知る人ぞ知る隠れ人気漫画。何がスゴイって、とにかく少年誌とは思えないダーティーな設定!

 

顔の右半分に大きな稲妻型の傷を持つ主人公の中学生・工藤涯(がい)は、孤児として育ち、常に自立を心掛けて、体を鍛えながら孤独に静かに暮らしていた。しかし、同級生の罠により殺人罪の濡れ衣を着せられて、絶海の孤島にある少年更生施設「人間学園」に送られてしまう。

 

そこは更生施設とは名ばかりのまさに奴隷島!職員たちはゴム銃や電撃棒で反逆する少年たちに「やさしくな〜れ」と制裁を加え、徹底した洗脳教育を施す。「この法治国家日本にこんな施設が存在していいのか?」と思うほどの残虐ぶり(笑)

 

涯は自らの無実を証明するため、仲間とともに機転を利かせ、自慢の身体能力を活かしながら島からの脱出を試みる!身に降りかかる理不尽の連続に「孤立せよ…!」と立ち向かう涯の信念は、大人と子供の間で戸惑う中高生たちに新たな角度から自立を促す。

 

知る人ぞ知る名作なだけになかなか入手も難しいが、福本ファンなら必ず読破せよ…!

 

アクションシーンが多いところは福本先生の作品には珍しいけど、涯が真犯人を探す場面は謎解きの要素もあって『アカギ』や『カイジ』好きでも楽しめるぞ!